グランドピアノ大修理…ヤマハG3E、修理開始いたしました。

昨日のこと
鎌倉市Y様からご依頼のオーバーホール修理
ヤマハG3Eの修理を開始しました。

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昨年9月に修理見積もりにお伺いした、鎌倉市のY様。
シンガポールから持ち帰ったピアノを、とある業者に調律を
ご依頼されたのですが、すぐに断線。
しかしその業者には依頼をされたくなく、WEBで私に
ご依頼をいただきました。

お伺いした時点では鍵盤の上がっていない箇所があり、
それも鍵盤押さえというパーツを締め過ぎていたという
初歩的なミスによるものでした。
自称「コンサートチューナー」の女性技術者による、少々
残念な扱いを受けたピアノですが、
これから素晴らしく蘇って貰いたいと思います。


アクションを取り出したところ

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高音部のハンマーが1本ずれているのがお分かりでしょうか
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これは技術者がアクションを引き出す際に、不注意から起きる
アクシデント。
ハンマーシャンクが折れているため、本来ならばシャンクを交換
すべきです。


少々愚痴が多くなってしまい、申し訳ありません。


修理開始にあたり、ダンパーを外します
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チューニングピンを、全体の張力バランスを考えつつ、
少しずつ緩めます

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手作業でさらに緩め、最後に電動ドリルにてゆっくりと
ピンを抜きます

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オリジナルのチューニングピンのサイズ
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弦、チューニングピンを取り去った状態

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そして、いつもお伝えしていますが
オーバーホール修理において大事な作業
駒を通じて響板にかかる弦の圧力を測定。

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このピアノは弦圧が少々不足しており、修正が必要です。

フレームを下ろすため、フレームボルトを緩めますが
案の定、かなりキツくなっていて ヒートガンで熱しながら
ゆっくりと外します

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無事に全て抜くことができ、ひと安心

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フレームを下ろします

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この後、響板のニスを綺麗にはがし 割れを修正
そしてペーパーがけをおこないドイツ製ニスを3回ほど
刷毛塗りします。
これからどんな風に変わっていくか、とても楽しみです。



本日は朝から外回り調律作業でしたので続きができません
でしたが、明日は引き続き作業をおこないます。
しかしアップライトピアノU3Gの仕上げを優先するかもしれません。



チビ猫ミル成長記録ビデオ   https://youtu.be/47pQnUWx6h4    大和楽器にゃんず紹介ビデオ  https://youtu.be/G2YLW-8BhiU

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