高木東六氏のグランドピアノ…とりあえず調律・調整が完了し、演奏できる状態に。

大和楽器階段上にあるプランター


ミニトマト「アイコ」が色付きました


190714アイコ.jpg


明日あたり、収穫してみようと思います^^




現在修理をご依頼いただいているHORUGEL小型グランドピアノ


元々は作曲家の高木東六氏がご愛用だったピアノを、現在の持ち主
である、ランドスケープアーキテクト・ジャズドラマーの
越川秀治氏にご依頼を受け

酷い状態ながら、「とりあえず演奏できる状態」にする修理と調律を
ご依頼いただきました。


ピアノの心臓部とも言える響板が酷い割れの状態。

また調律の要となるチューニングピンも、「ピン・ルーズ」という
音程の保持が難しい状態。


65年の経年ということもあり、あちこち金属疲労やフェルトの硬化
が見られ、できれば完全なオーバーホール修理が理想なのですが、
今回は敢えて「とりあえず演奏出来る状態」へ。


先日の続きの修理です


ウィペンというパーツの、フレンジサポートスプリングが折れて
いたり、強度が弱くなっている箇所を交換しているところ


190712HORUGEL-01.jpg


190712HORUGEL-02.jpg


190712HORUGEL-03.jpg


スプリングの新旧


190712HORUGEL-04.jpg

角度が全然違います



なんだかんだで全体の半分近くを交換


190712HORUGEL-05.jpg


ハンマーも取付


190712HORUGEL-06.jpg



190712HORUGEL-07.jpg



190713HORUGEL-06.jpg



本体のある運送業者倉庫にて


190714HORUGEL-01.jpg


ハンマーの弦合わせ~基本的な整調・調律


190714HORUGEL-02.jpg


ハンマーがきちんと同時に弦に当たっているかを、チョークで記し、調整。

190714HORUGEL-03.jpg


190714HORUGEL-04.jpg


トルクの弱いチューニングピンは 頭を打ち込むことで、
とりあえずのトルクを確保。

調律が出来る状態に。


調律は、ご指定の49a=441Hzにて。


お届け後、再び調律をおこないます。



しつこいようですが…

今回は、あくまでも「とりあえず演奏のできる」状態に
するための修理です。

酷い響板の割れのため、雑音は完全に取りきることはできません。

また響板が寸断しているため、豊かな音量にはなりません。


しかしながら正確な音程で演奏できる状態になりました。


越川様、できましたら近いうちに完全なオーバーホール修理を
なされることをお勧めします。


雨天でなければ今月17日にお届け予定ですね

どうぞ宜しくお願い致します。




最近の猫


17歳の三毛猫クーと3歳の白猫ソラ

190714クーソラ.jpg



もうすぐ2歳のサバ白ぽんた


アップ


190714ぽんたアップ.jpg



190714ぽんたアップ2.jpg



チビ猫ミル成長記録ビデオ   https://youtu.be/47pQnUWx6h4    大和楽器にゃんず紹介ビデオ  https://youtu.be/G2YLW-8BhiU

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

越川 秀治
2019年07月15日 15:11
杉本さん、


ブログを通してこのピアノの修理のプロセスを拝見してきましたが、改めて細かく大変な作業だなと、感心させられます。
それだけに、一時的な修理だとしても、早くこのピアノに再開したいと言う気持ちが強くなります。
17日(水)はなんとか雨が降らないように祈るだけです。

そもそも、今回縁があってピアノ調律師の杉本さんにお会いできたのは、旭区にあるピアノ専門運送業者「キントキ」さんからの紹介でした。
でも実は最初は別の技術屋を友人から紹介されました。しかし、彼はこのピアノを見るなり、ろくな説明もせず「修理は不可能だ、できない」と言い張り、挙げ句の果てには『ヤマハとかカワイに買い替えろ、別の調律師に頼め、このオンボロピアノのメーカー名が分かっていれば最初から受けない、大金積まれてもやらない』などと言いたい放題でした。

私はこう言い返しました。「それは余命何ヶ月かの末期症状患者に、手遅れ、施しようがない、といってあきらめるのと変わりない、ただ指をくわえて死を待てというのか。それなら医者はいらない。手術が難しいなら、放射線療法や薬剤投与など尽くす手は色々あるはずだ。技術と経験があれば、完全に治癒しなくても、やり方次第で楽な延命方法が選択できるし、余命6ヶ月を1年延ばす事も出来るはずだ」と。

『技術』はいつの時代でも「不可能を可能に」変えて来ました。時代によってその技術も向上してくる、それが技術革新です。それを担うのが技術者です。「できない」と言い張るのではなく、「できるためにはどうするか」を考えるのが技術者だと思います。人間は死にますが、幸いにしてピアノには死はないと思います(手を加えてあげれば元気になる)。

このピアノは私にとって、長期入院から一時の自宅療養に帰ってくる家族の一人のような思いです。その都度、杉本さんには診察をお願いするようになります。長いおつきあいになると思いますので、今後もよろしくお願いいたします。

17日の再開、楽しみにしています。
2019年07月15日 20:18
越川 様

杉本です コメントありがとうございます。
そうでしたか… 私の前にご依頼された技術者に
そんな暴言を向けられたのですね、ご心中をお察し
いたします。

そして、同じ技術者といたしまして、心よりお詫び
申し上げます。

正直なところ、メーカーにより修理が大変なケース
は、多くございます。
きちんと直したくても、元々の設計に問題があり、
かなり苦労を強いられることとなり、結局は採算が
取れなくなってしまう上、その保障まで負うことに
なってしまう・・・という図式ができてしまい、
結局は最初から断るのが賢明な判断となってしまう
のです。

今回の技術者は、そのことを念頭に 最初から強い
言葉でお断りしたのではないかと思われます。

しかし、大切なピアノに対し「ボロピアノ」という
暴言はありえません。

ボロいのは、すでに寿命を迎えてしまった部品であり
ピアノそのものではありません。
問題のある個所をきちんと直すことで、蘇ります。

「長期入院から一時の自宅療養に帰ってくる家族の
一人のようなもの」ですね、

では、今回は一時帰宅のために体力を保持できるよう
治療させていただきましたが
またおそらく不具合を感じられる事と思います。

その時にはまた必要に応じ、対処させていただき
たく思います。


私も陰ながらお手伝いが出来る事を嬉しく思います
どうぞこれからも宜しくお願いいたします。



koestner
2019年07月19日 18:43
いつも楽しくブログを拝見させていただき、ありがとうございます。

トマトって、こんなふうに色づくんですね^_^ 艶々とした鮮やかな赤色が一際目立ちますね。
我が家も初めてミニトマトを栽培中ですが、先日ようやく黄色い花を咲かせてくれました。かなり感激しました^ ^

ピアノ、無事お届けできて良かったですね。
杉本
2019年07月19日 23:22
koestner様

はじめまして 杉本です
いつも私のブログにおいでいただいているとのこと
嬉しく思います。

koestner様もミニトマトを栽培されているのですね
花が咲いたとのこと
もうすぐ実がなりますね
採るのは申し訳ない気持ちがしますが…
自分で栽培した作物は、その味も格別ですよ~

これからもどうぞ宜しくお願いします^^