BELTON ベルトーン(ベルトン)というメーカーのグランドとアップライトの調律。

本日は早起きをして、浜松まで調律に出向きました。

WEBにてお問い合わせをいただき、ご依頼を受けたのですが
BELTONというブランドのピアノが2台。
グランドピアノとアップライトピアノ


こちらがグランドピアノ
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そしてアップライトピアノ
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今回お邪魔したのは、なんとBELTONを製造する富士楽器製造の
創始者のご家族。

いろいろなお話を伺えて、とても勉強になりました。
その中でも、富士楽器製造創業者であるN様のお父様は、YAMAHA創業者の
山葉寅楠氏や河合小市氏と同じ職場の職人であったということも驚きです。



こちらがグランドピアノ

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総1本張りという張弦方法です。
ベーゼンドルファーなどで採用されたりしています。
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グランドピアノのアクション
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ハンマーのラインと、鍵盤のラインが平行ではありませんね
これは、理想的な打弦点を追求した結果です。
ヤマハでも、フルコンサートピアノあたりでは平行ではありません。

ちなみにこちらが同等クラスのアクション(ボストンピアノ)
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こちらは平行です。
殆どのグランドピアノはこちらのタイプ。
こんなところにもこだわりが感じられます。

しかし、一時期 やむなく多湿の状況に置かれることとなり
各部に湿気による不具合が多く発生しています。

ダンパーには カビが
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内部ダンパーブロックのセンターピンもスティック状態で、処置をおこないます
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鍵盤も各クロスが湿気で膨張しており、キースティック状態です
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鍵盤を全て外し、キーピン磨きと鍵盤調整
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本当は全てのセンターピン交換が理想です。


続いて、こちらがアップライトピアノの内部

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こちらはグランドピアノほど大きなダメージはありません

鍵盤下の部分ですが
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矢印のネジは、鍵盤タッチの深さを全体的に調整できるものです。
通常は1鍵ずつ、薄い紙のパンチングを抜き差しして調整しなければいけませんが
この装置は画期的だと思います。
もちろん最終的な微調整は必要ですが、重宝します。


朝10時前にお邪魔して、2台終了したのが19時半頃
N様、長時間失礼いたしました。
今後共どうぞ宜しくお願いいたします。
チビ猫ミル成長記録ビデオ   https://youtu.be/47pQnUWx6h4    大和楽器にゃんず紹介ビデオ  https://youtu.be/G2YLW-8BhiU

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この記事へのコメント

hiro
2015年09月14日 08:17
杉本様のブログ楽しみに拝見させて頂いております。
1年位前にふとピアノ教室に通い始め、次第にピアノの仕組みに興味を持ち始め、こちらのブログを通勤の往復に楽しませて頂いています。
最近、会社帰りにレッスンを受けられる調律の教室に通いはじめ、自宅に用の調律練習用のピアノを、自宅に来て頂いている調律師さんに探してもらい、我が家にBALTONのNo133が先月やって来ました。
外装に亀裂や剥げた部分があったりして演奏目的では商品としては、厳しい状態なんですが、本当によく響いてくれるのです。調律の練習の目的が終わったら、当初は処分しようとおもっていましたが、段々愛着が湧いてきて、オーバーホールしてみたいと思いはじめています。
写真のアップライトピアノと、我が家の形が似ていると感じました。
イースタイン、ベルトーンと私の好きなメーカーの話題が続き嬉しい限りです。
すぎ
2015年09月14日 22:23
hiro様

こんばんは はじめまして!
私の拙いブログへいつもおいでいただいているとのこと
とても嬉しく思います。

そして調律の教室に通われ、ご自宅にBELTONピアノを
導入されたのですか!?
今回はBELTON創業ご家族の方とお話することができ
とても勉強になりました。

hiro様もイースタインやベルトンがお好きなのですね
マニアックなピアノがお好みのご様子で、嬉しくなります。

今後もどうぞ宜しくお願いいたします。
コメントありがとうございます

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