ハンマーバットフレンジ交換修理(アップライトピアノ)

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今日はハンマーバットフレンジ交換修理の様子をご紹介します。
まずは交換前のピアノ内部です。

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ハンマーだけ全部取り外したところです。(ピアノの上に並べています)

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これが切れた部分のアップです。
指で触ると簡単にぼろぼろ取れます。

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交換する新品のバットフレンジです。

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1個ずつ交換した後の古いバットフレンジです。

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交換済みのハンマーです。

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そしてハンマーを取り付け。
ただ取り付けた状態は↑の様に、ハンマーの間隔や角度がバラバラです。
ここからが技術者の腕の見せ所です。

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ハンマーがまっすぐ弦を打つために、左右にブレている場合は↑の写真の
ように「のり紙」をフレンジの片方に貼り、調整。
ハンマー角度は専用の電気コテで修正していきます。
結構地味な作業ですが、これは綺麗な音を出すために重要なことです。

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これで交換修理は修了。
このあとハンマー整形・調律・整音作業に移ります。
今回はさらにピアノスクエア消音ユニットも取り付けのご依頼を
いただきました。
喜んでいただけたことと思います。



この記事へのコメント

おれんじ
2007年03月18日 20:29
こんばんは
調律師さんが、こういうお仕事もすること、初めて知りました。
ピアノは、たくさんの部品からできているものなのですね。
興味深く、写真を拝見させていただきました。
細かくて、根気のいる作業ですね。
でも、それもきれいな音づくりのため・・・いいお仕事ですよね。
杉本さんが、このお仕事をされるようになったきっかけは?
すぎ
2007年03月18日 20:50
おれんじさん こんばんは!
興味を持っていただけたようで、うれしく思います。
普通の調律師はこのぐらいのことはみんなできますよ。
綺麗な仕事ではありませんが、やはりお客様に喜んでいただける
というのが一番ですね。
この仕事を選んだきっかけですか・・・
もともとは音楽の教師を目指していましたが、ピアノをいじって
いるうちに、こっちの方が自分に向いていると思ったから
でしょうか。
あまりはっきりと覚えていません。

でもこんな作業でも楽しく時間を忘れることができますので
やはりこの仕事に向いているかもしれません。
おれんじ
2007年03月18日 21:10
早速のお返事ありがとうございます。
やりがいを感じながら、お仕事に携われること、すてきですよね。
調律したてのピアノはとっても響きがきれいですものね。
弾く人に、幸せな気分もプレゼントできて、いいお仕事ですね!
ところで、ピアノは、寿命があるのでしょうか。
もちろん、手入れの具合にもよるのでしょうが。

すぎ
2007年03月18日 21:38
ピアノの寿命ですが、通常弦の寿命は50~60年といった
ところでしょうか。(使用頻度にもよりますが)
それに伴い、アクション部分の磨耗や金属疲労等が生じます
のでオーバーホールの時期となります。
しっかりと設計されたピアノは、オーバーホールにより蘇り、
さらに素晴らしい音色となります。
良いピアノは一生もの以上です。
おれんじ
2007年03月18日 21:49
「一生もの以上」・・・目からウロコです!
ピアノって、奥が深いのですね。
ところで、オーバーホールとは?
すぎ
2007年03月18日 21:57
すみませんでした・・・
オーバーホールは完全な修理です。
ピアノの場合、弦の張替えや、それに伴う作業・・・
たとえば弦を支えている金色のフレームを外し、弦に
適正な圧力を取り戻させたり、フレームに金粉塗装を
施したり。
そしてアクション部分の全交換等の作業です。
これによりピアノは蘇ります。
おれんじ
2007年03月18日 22:43
詳しいお知らせ、ありがとうございます。
ピアノについては全くの素人ですが、
とても興味深いです。


すぎ
2007年03月19日 08:04
おれんじさん
これからも興味のある記事がありましたら、コメントを
お待ちしています。
いつもありがとうございます。

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